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お風呂に直接入れてはいけない”アロマオイル”その理由とは?

お風呂にアロマを入れて至福のリラックスタイムを楽しむのは美容にも心の癒しにも最適なアロマの活用法です。

しかし、アロマオイルを直接お湯の中に垂らして使用している人が多い!

「よくかき混ぜて入ればOK?」

実はそんなことはありません。今回はアロマオイルを直接お風呂に入れてはいけない理由についてご説明します。

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ぜ、アロマオイルを直接入れてはいけないの?

それはなぜかというと、アロマオイルは水に混ざらない性質を持っているからです。

アロマオイルに”は脂溶性(親油性)といって油と仲良しになる特徴がありますが、水やお湯など水溶性のものとは仲良しなりにくい性質でもあるのです。

お風呂にアロマオイルを直接垂らしたことのある方なら思い当たると思いますが、直接垂らすとお湯の表面にアロマオイルが油分のようにうっすら浮いているのが分かります。

お料理をするときにお水の中に一滴油が入っても表面に浮いて混ざりませんよね。それと同じです。アロマオイルは水にはじかれやすく溶けにくいのです。

よく「しっかりとお湯をかき混ぜて入れば大丈夫です」と書かれていることもありますが、どんなに混ぜてもしばらくするとアロマオイルだけお湯の表面に浮いてきてしまいます。

そしてその状態のまま入浴すると、溶けきっていない原液の状態のアロマオイルがお肌にくっついてしまいます。

どうしてお肌にアロマオイルがくっつくの?

お風呂に原液のまま浮いているアロマオイルは私たちのお肌にとても付着しやすい状態です。
どうして原液のままのアロマオイルをお風呂に入れて入浴すると、お肌にアロマオイルが付着しやすいのでしょうか?

それはアロマオイルの性質から読み解くことが出来ます。

私たちの皮膚は皮脂で覆われています。皮脂とはその名の通り「脂」の性質を持っています。

アロマオイルも脂溶性で油と仲良くなる性質を持っているということは、原液のアロマオイルが浮いている状態のお風呂に入ると、アロマオイルは私たちの皮脂と仲良くなりたくて近づいてきます。

ですから原液状態のアロマオイルは、私たちの皮膚に非常に付着しやすいのですね。そうしてピタっとお肌にくっついてしまうのです。

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アロマオイルの原液がお肌に付着すると刺激になる

ここでまたアロマオイルの性質がポイントになってくるのですが、アロマオイルの原液とは非常に”高濃度”な状態です。

原液が肌に付着するとピリピリとした刺激を感じたり、お肌が炎症を起こす場合もあります。

大変な場合だと、お肌がヤケドしたときのように水膨れになってしまうこともあります。一回だけだから大丈夫だろうと安易にならず、十分注意が必要です。

アロマテラピーを楽しむために一番覚えておいて欲しいのは、原液が肌に付着しないようにしてアロマオイルを使用するということなのです。

トラブルを起こさない安全なバスアロマの楽しみ方

では、どうすれば肌トラブルを起こさずアロマをお風呂で楽しめるのでしょうか。
そのためには、アロマオイルをしっかりと乳化して使用するということが大切です。

乳化(にゅうか)とは、相互に混じり合わない液体(油と水)をよく混ざり合った状態(→エマルジョン)にすること
ニコニコ大百科より引用

アロマオイルを乳化するための基材に溶かしてから使用するのがポイントです。

基材はバスオイルをやキャリアオイル(植物オイル)など様々ありますが、植物オイルを使用すると少しべたべたしたり使用後のお風呂の掃除が大変なので、バスオイルが個人的には一番オススメです。

こちらの記事にご紹介していますのでご参考下さい。

aroma-bu.hatenablog.com

だけでは解決しないバスアロマの肌トラブル

アロマオイルをきちんと乳化してしようすることで、肌トラブルの危険性は大きく回避できますが、きちんと乳化剤で乳化しても実は肌トラブルが起こることもあります。

それはアロマオイルの種類によります。

刺激になりやすいアロマオイルの種類に気を付けて!

・柑橘系アロマオイル

・スパイス系アロマオイル

アルデヒド類アロマオイル

この辺りを使用する際は注意が必要です。特に柑橘系は香りも人気で好まれやすいアロマオイルですが、ピリピリとした刺激を感じたというトラブル報告も一番多い精油です。

(スパイス系の方が刺激は強いのですが、多くの方に選ばれやすいのはダントツで柑橘系です)

冬至の時期に柚子風呂をして肌がピリピリする人がいるのは、ユズの皮に含まれる成分が、柑橘系アロマオイルの肌を刺激する成分と同じだからです。

ですので、ユズ風呂でピリピリする方は、ユズやレモン・グレープフルーツなどのアロマオイルは少し注意をしてください。

シナモンやクローブなどのスパイス系アロマオイルも非常に刺激の強いアロマオイルです。使用には十分注意をし、また使用する際は滴数は少なめにすることをオススメします。

アルデヒド類アロマオイルとはレモングラスユーカリ・レモンといったレモン様の香りを放つアロマオイルに多い種類です。レモングラスなどが多く含むアルデヒド類も刺激の強い成分になりますので、使用する際は滴数を少なめにするなど工夫をしてください。

その他にもペパーミントやサイプレス、ジュニパーなどもお風呂で刺激やトラブルの出やすいアロマオイルになります。

敏感肌の方や幼児以上のお子さまと入浴される場合などはパッチテストや滴数を少なくするなどの工夫を忘れないようにしてくださいね。

万が一、刺激を感じたり肌に異変が現れたときは、すぐに石けんで洗い流すようにしてください。

スアロマで注意したいこと

アロマテラピーとしてアロマを楽しむときは、必ずピュアなアロマオイルを使用しましょう。合成香料が使用されているフレグランスなどはアロマテラピーには適しません。

上記にもありますが、肌に異変を感じた際はすぐに洗い流してください。

・また2歳未満のお子さまへのバスアロマの活用は控えていただくことをオススメします。

・気分が悪くなったときはすぐに換気をし、お風呂から上がるようにしましょう。

全に楽しむこと

アロマテラピーが初めてだとどうしても注意することが多く感じるため、難しい‥と思ってしまう方もいるかもしれません。

しかし、アロマテラピーはポイントを押さえて活用していくと本当に難しくないことが分かってくると思います。

そして何よりも安全に楽しむことができるというのが大前提。せっかくの癒しの時間をアロマと共に過ごそうと思っているのに、大きな事故につながってしまっては悲しすぎます。

少しずつ注意点もチェックしながら活用していくと、段々スキルアップしていくことができます!

アロマは使い方に注意点もありますが、きちんと学んで使うと非常に役立つ自然療法です。

ぜひ少しずつ活用して、素敵なアロマライフをお楽しみください!

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癒しのバスタイムはこれで決まり!お風呂で楽しむアロマの時間

アロマの使い方は色々ありますが、私のお気に入りのアロマの活用法のひとつにお風呂でアロマを使う方法があります。

一日の疲れを癒すバスタイムは、至福の時間だという女性も多いのではないでしょうか?

今回は、そんなあなたのバスタイムをさらにワンランクアップさせる方法をご紹介します!

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ロマバスのやり方

湯舟にそのままアロマオイルを入れずに、基材とアロマオイルをしっかりと混ぜ合わせてからお湯の中に入れていきます。基材とは、アロマオイルを溶かすベースになるものを言います。

バスアロマに適した基材

*安全に使用できるNo.1
 KENSO(ケンソー)バスオイル

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アロマを安全に楽しむために一番大切なことは、アロマオイルの原液が肌に付かないようにすることです。

そのため、肌に触れるアロマの使い方をする際は、お風アロマオイルがしっかりと乳化しているかどうかがとても大切なチェックポイントになります。

ケンソーのバスオイルは水とアロマオイルを仲良しにしてくれる性質を持っているので、アロマオイルを乳化するための基材として最適です。

自分で香りをブレンドするなら無香料タイプのバスオイルを使用します。

自分でブレンドするのが億劫な方や自信がないという方は既にブレンドされたアロマオイルが配合されているものもあります。全4種類。

 

・ラベンダーとレモングラス香る

 ハピネス”

・柑橘系の癒しの香りは

 ”モルファン”

 ・シナモンの香りが心身を温める

 ”ウォームアップ”

 ・深い森林の中にいるような心地よさ

 ”リフレッシュネス”

 

*発汗やデトックスには
 バスソルト

発汗作用といえばやはりバスソルトです。

精製塩ではなく岩塩など天然のお塩を使用します。天然塩大さじ2~3程度に好きなアロマオイルを1~5滴ほどドロップ。

そのあとケンソーのバスオイルを小さじ1~大さじ1程度混ぜてください。ソルトだけではどうしても乳化しません。必ずバスオイルを混ぜて使用します。

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*保湿にはコレ
 バスシュガー

とお肌をしっとりさせるにはバスシュガーもオススメです。天然のシュガーまたははちみつ小さじ1~大さじ1程度にアロマオイル1~5滴ほどドロップ。

そのあとバスソルトと同じくケンソーのバスオイルを小さじ1~大さじ1程度混ぜてください。

はちみつはシュガーやソルトよりも乳化する力を多少持っていますが、やはり完全に乳化するには少し力不足です。きちんと乳化するためにもバスオイルを活用します。

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これ以外にも基材はありますが、この3つが使いやすいかと思います。

バスオイルが優秀な理由

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お風呂上りにしっとりと言えば、実はケンソーのバスオイルもしっとりするんです。

更に体が温まるという声も多いのが実はバスオイル。あまり知られていない基材ですが、私の周りでは大人気で手放せない人が続出しています。

・安全性

・保湿

・温める

・たまらない癒し

この4つがバスオイルを使用すると同時に実現するのですね!色々な基材を試していますが、今のところ一番使いやすい基材です^^

スアロマの注意点

バスアロマに関してはメリットだけではなく、活用に関して注意点もあります。

バスアロマオイル原液が肌に触れないようにすることはもちろんのこと、チョイスするアロマオイルの種類によっては肌がピリピリとした刺激を感じたり、炎症を起こしてしまう場合もあります。

敏感肌の方やお子さまへの使用などは滴数を少なめにしたり、刺激の強いアロマオイルは使用しないなど工夫が必要です。

また、2歳未満のお子さまへのアロマバスの活用は控えていただくことをオススメします。

刺激を感じたり肌に異変が現れたときは、すぐに石けんで洗い流すようにします。

レンドができると楽しみと癒しの幅が広がる

既にブレンドされた基材を使うととても手軽で失敗もなく安心して使えますが、日によって体質や気分が変わるのが人間。

私個人的にはその日にピンとくる好きな香りを自分でブレンドしてお風呂に入るのがやっぱりオススメです。

ブレンドするのも最初は難しく感じるかもしれませんが、アロマをうまく活用できるようになるとストレスリリースや不眠の改善、感染症の予防やカサカサしたお肌のケアなど、心身の不調どちらにも意図的にアプローチすることができ、アロマの活用の幅が広がると共に生活の質を上げていくことが出来ます。

アロマは使い方に注意点もありますが、きちんと学んで使うと非常に役立つ自然療法です。

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ぜひお風呂の時間もバスオイルを上手に活用して至福のバスタイムを楽しんでくださいね!

 

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出ると苦しい痰にも種類があった!簡単にわかる痰の原因と色の関係

 痰のかなり絡む咳が出るとかなりしんどい上に、不快な状態が続きます。私も先日何年かぶりに痰が絡まった咳が出てなかなか落ち着きませんでした。

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痰が絡まり始めるとそれを出そうとして咳も伴うので、とてもつらいですよね。

まず今回は、痰が絡むとき身体の中でどのようなことが起こっているのかを考えてみたいと思います。

にも種類がある

痰と言っても、実は痰にも色々な種類があります。
これは痰だけではなく体に現れる症状全てに当てはまることかもしれません。
 

風邪の時や風邪の治りかけなどにも痰はよく出て、しんどい思いをする方は多いのではないでしょうか。

細かく分けるとたくさんの種類に分類できますが、まずは簡単に透明か・色が付いているかの2つに分けて考えます。

 

の痰は透明?色付き?

この2つの見極めによって細菌性の感染症にかかっているのかそうでないのかが、大まかにではありますが判断できます。

大体の多くの人がイメージする痰と言うと、緑色や黄緑色の痰をイメージするのではないでしょうか。
 
この緑色様の色がついているとき、細菌性のものであることが多いのです。
 

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菌性の痰とは

この細菌性が疑われる緑色の痰は、膿性の痰です。 
膿性(のうせい)なので膿っぽい痰のことです。
 
色は緑や淡い黄色の痰で、割とドロドロしています。
 
膿性の痰にドロドロした色が付いているのは、細菌や免疫細胞である白血球が混じっている為です。
 
ウイルスに感染しているときよりも細菌に感染しているときの方が膿性の痰は出やすく、ウイルス感染又は、アレルギー性の症状や気管支喘息等の症状が伴うときは、最初は透明の痰である場合が多いです。
 
 
これは痰だけでなく、鼻水も同じですね。
風邪をひいたとき始めは割と透明のものが出て、そのあと青っぱなに変わっていくというのをみなさん経験したことがあるのではないかと思います。
 
花粉症もアレルギー性の疾患のひとつですが、透明の鼻水がダバダバと出て大変ですよね。
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最初は透明、だんだんと(黄)緑色になっていく。
 
というパターンが子どもも含め多いように感じますね。
 
 
 症状をこじらせたり、長引いたり悪化し出すと、細菌が混じってきて膿性の分泌物が増える傾向にあります。そして色だけでなく粘性も高くなってきます。
 
鼻をかんでも出にくかったり、痰を出したくても痰がかなりゴロゴロして気管に引っ掛かるような感じがあり、気管に絡まり出てこないということが多くなってきます。
 
咳をしてもなかなか外に出てこないしつこい痰です。
 
これは空気が乾燥する時期や、口呼吸になることでやはり気道を通ろうとする空気が乾燥していることによって、痰自体の水分が少なくなりネバネバ度が上がってしまうことがあります。
 
また風邪や細菌に感染して炎症が起きている場合、免疫細胞が侵入してきた敵と戦うためにたくさん集まってきて更に炎症が広がり、戦った残骸が増えてその残骸が痰の中に構成物として混じっていくためより粘性は高くなります。
 
ネバネバ度の強くなった痰が気道や鼻腔に絡まり出し、なかなか排出しづらくなってくると、副鼻腔炎蓄膿症、気管支炎や咳がひどくなるなどの症状の悪化を招きやすい状態になってしまいます。
 
 
  • 透明から(黄)緑色になってきた
  • ドロドロしてきた
  • 粘性が高まってきた
 
こんな痰や鼻水の状態になってきたらこじらせやすいサインのひとつとして注意してくださいね!
 
そして血が混じっていたり、ピンク色だったりすると他の重篤な疾患の場合もありますので、慌てず観察をして病院へ行ってお医者様に診ていただくようにしましょう。
 
 
では、そもそも痰が産生されるとき、身体の中ではどのようなことが起こっているのでしょうか?
 

ができるメカニズム

痰は身体の異物排出システムが機能しているために生まれるもので、決して悪いものではありません。
 
人の喉や気管は、いつも粘膜で覆われています。
 
私たちは常に呼吸をして酸素を吸い込んでいますが、酸素と共にウイルスや細菌、ほこりといった異物、化学的刺激物質、抗原物質など空気以外のものもたくさん身体に取り込んでいます。
 
 
身体というのは本当に精密にできていて、
 
・身体に必要なものと
・必要でないもの(まとめて異物と呼びます)
 
を見分けて、異物は排除する仕組みが体内のありとあらゆる場所にプログラミングされています。
 
酸素と共に取り込んだ空気中のウイルスやほこりなどの異物を身体の内側にまで侵入させることのないように、私たちの身体は粘液を分泌させてそれに異物をくっつけて身体の外に排出してくれているのです。
 
痰が出来ると咳と共に身体の外に排出されるか、飲み込んでしまったときは気道ではなく食道を通って胃へと到達するため、そのまま胃酸で処理されてしまいます。
 

呼吸器のしくみについては別でまた詳しくご紹介したいと思います。

 

今ここでは、異物を絡めとり外に排出するためのシステムのひとつとして痰があるのだということと、その痰の色によって細菌性の症状かどうかの簡単な見極め方をご説明させていただきました。

 

風邪や疲れたとき、また住んでいる地域の空気の汚染度があがっているときなどは痰に悩まされることも多いと思います。

 

ぜひ、まずは痰の色を確認し、自分の身体の中でどんなことが起こっているのかの判断材料にしてくださいね!